2011年01月08日 22:49
沼津駅の5番線(御殿場線発着のホーム)に、いつものステンレス車両の313系ではなく、何故か緑とオレンジの湘南色の電車がいます。しかも、それは115系ではなく旧国鉄80系。
「珍しいなぁ。まだ、こんな電車走ってたんだ」
などと思いつつ、電車に乗り込むと床は板張りで72系の頃を思い出させるような雰囲気。しかも、座席はロングシートではなくクロスシート。車内は自分以外の乗客はまばらでした。
「そういや80系ってはじめて乗ったな」
なんて考えていると、しばらくして、ゆっくりと走り出しました。そして、見慣れた光景が車窓を流れていきます。
裾野駅に近づき、そろそろ下車する準備をしようしたとき、平松の踏切付近に差し掛かったところで、突然車窓が一瞬歪みました。
何が起きたんだろう? と思ったのですが、電車は普通に裾野駅に到着。
駅の改札を出ると....そこは、昭和40年代後半~昭和50年代前半頃の裾野駅前。目に映った光景は小さい頃に見たことのある町並みでした。
どうやら、タイムスリップしてしまったようで.....
「自宅まで帰ろうにも、そこは今の自分を受け入れてくれる自宅ではないだろう...」
と少しパニクっていました。
とりあえず、事情を話そうと行きつけの駅前の床屋さん(もちろんその床屋さんの建物も当時の建物)に入り....